だけどあたしの先生なんだよ…。



なんて心の中で呟いてみた。



「友達って女!?」

「おぅ、俺がヤローに髪触らすわけねぇ」

「美人!?」

「当たり前。むしろ9人目の彼女と言っても過言ではない」

「宮さんってマジ遊びすぎっ!!」



ムカッ…。



あたしが彼女だもん!!



「おっ、おはよう龍ヶ崎。夏休み明けても相変わらずチビだな」

「チビって言わないで。先生がデカすぎるんだよ」

「お前不機嫌?生理中?」

「セクハラっ!!」

「痛っ!!た、叩かれた…」



先生なんて知らないっ!!



イライラしながら自分の席に座った。



冗談だってわかってるけどムカつく…。



「おはよ~宮チャン!!超会いたかったよぉ~…」

「俺も鈴木に会いたかったよ~」

「じゃあデートしよっ!!」

「俺とデートするヒマあんならお勉強に励んでくれるぅ?留年されたら教頭に怒られちゃうのぉ。お前バカだから」

「酷っ!!」



あたし…やってける自信がないかも…。