倉庫の王様

タバコを吸い終わった先生があたしを抱っこしてくれた。



膝の上に乗せられて、抱きしめられて…。



「幸せ…」

「お前俺にベタ惚れだな」

「大好きなんだもん」

「チューして?」



先生がしてくれないからしちゃう!!



いっぱい好き…。



「明日休みだから今日お泊り行っていい?」

「ダメって言っただろ。お前の親になんて言われるか…」

「父は先生のことちゃんと信用してるよ?」

「だって俺わかんねぇもん…。だから卒業まで泊まりはダメ」



固い…。



真面目になっちゃってるぅ~…。



父は許してくれるのに…。



「先生はえ…エッチしたくなんないの?」

「赤顔してなに聞いてんだよ…」

「だって…」

「盛ってんなチ~ビ!!」



はぐらかされた…。



あたしばっかり先生のこと好きなのかな…。



「今日は仕事あるから明日の昼間遊びに来い。な?」

「バイトだもん…」

「じゃあ明後日。出掛けようか」

「バイト行くもん!!もういいよ…。あたしが我慢するから…」



片思いみたいだよ…。