倉庫の王様

部屋の中心にある白いソファーに座った先生は隣にあった大きめのクマチャンを抱っこしてる…。



待ってください…。



それは結構萌えちゃいます…。



カワイイよ先生~…。



「なぁなぁ、サチ」

「へっ?は…いです…?」

「って呼んでいい?お前の名字なげぇし」

「か、構わないです…」



ってか呼び捨てされてる!!


しかも急に!!



なんかもうマジで…彼女じゃん…。



「だからお前も先生やめてな?」

「なななななな、なんて…呼べば…?」

「遊和」

「ムリムリムリムリムリムリっ!!」

「全力で拒否かよ…」



だって呼べないよ!!


みんなは軽々しく『宮さん』とか呼んでるけど!!



あたしは『先生』ってしか呼んだことないし…。



「考えただけどドキドキして死んじゃう…」

「クソカワイイ…」



カワイイとか言うな~…。