倉庫の王様

プクッと膨れたら近づいて来た先生にほっぺムニュッてされたっ!!



「やめてよ!!」

「真っ赤になっちゃって。超カワイイ~」

「もう先生なんかキライ!!」

「キライなら一緒に寝ないからいいっスよ?俺、別にソファーでいいし」



えっ、同じ空間にいて一緒に寝ないの?



それはそれですっごく寂しい…。



「やっぱりズルい…」

「どうしたい?」

「隣に寝てください…」

「よくできました」



オデコにチュッて…。



恥ずかしくて顔上げらんない…。



それを察してくれた先生はあたしの手を引いてベッドに連れてってくれた。



いつも先生が優位…。



あたしは絶対この人に勝てない。



「キライなんだっけ?」

「好き…」

「じゃあギュ~ッてして寝る」

「うん…。超好き…」



少しだけ暗くした部屋で、先生が抱きしめてくれた。



本当はただ寝るだけじゃイヤだったんじゃないのかな、なんて思ったりして…。



だけどこんな時の優しい先生は大好き…。