アユミの言ってる意味もわかる。



だけど今の時点で俺は父との約束を守れてない。



たくさん泣かせて…。



「どうにもできないことだってあると思わねぇ?」

「アンタらしくもない!!まだ好きなんでしょ?」

「だったらなに?普通にデートして、ヤバい時に助けてやれんの?俺は学校をやめられない」

「そんなのわかり切ってたことでしょうが!!いまさらなに言ってんの!?サッチャンに辛い思いさせて終わり!?ふざけんな!!」



まだ熱いお茶をかけられた…。



火傷するって!!



「見損なったよ遊和。アンタにサッチャンは絶対やんない」

「もういらねぇよ」

「ホントっ…最低!!」



怒ったまま出てったアユミ。



最低…。



知ってるって…。



このまま落ちるとこまで落ちたらいい。



嫌われたら楽になれんじゃん?



「あっちぃよバカ…」



バカは俺だけど…。



バカだよ俺…。



すっげぇ…サチのことが好きくさい…。