そのまま教室に行き自分のカバンを持った。
「ちょっとサチ!?」
「ごめん、帰る」
ヒカリが心配そうな顔であたしを見てた。
だけど今はひとりになりたい。
頭の中では思い切り泣いてる。
だけど家につくまで我慢しなきゃ…。
靴を履き変えて学校から出ようとした時だった。
「待てよチビ!!」
イブ君に腕を掴まれてる…。
振り返って泣き顔を見られるのがイヤでなにも言わずに振り払った。
今はひとりにして…。
走って飛び出した学校。
後ろから追い掛けてくる足音…。
これが先生だったらなんて思いも虚しく、あたしを追い越して目の前に立ったのはイブ君だった。
「誰かにイジメられたのか!?」
「違っ…」
「なんで泣いてんだよ!!俺が宿題見せろって言ったから…?」
どこまでも天然なイブ君を見て少し安心してしまった…。
ダメだ、泣いちゃう…。
その場に立ち止まって、足元に零れる涙…。
前が向けない…。
「ちょっとサチ!?」
「ごめん、帰る」
ヒカリが心配そうな顔であたしを見てた。
だけど今はひとりになりたい。
頭の中では思い切り泣いてる。
だけど家につくまで我慢しなきゃ…。
靴を履き変えて学校から出ようとした時だった。
「待てよチビ!!」
イブ君に腕を掴まれてる…。
振り返って泣き顔を見られるのがイヤでなにも言わずに振り払った。
今はひとりにして…。
走って飛び出した学校。
後ろから追い掛けてくる足音…。
これが先生だったらなんて思いも虚しく、あたしを追い越して目の前に立ったのはイブ君だった。
「誰かにイジメられたのか!?」
「違っ…」
「なんで泣いてんだよ!!俺が宿題見せろって言ったから…?」
どこまでも天然なイブ君を見て少し安心してしまった…。
ダメだ、泣いちゃう…。
その場に立ち止まって、足元に零れる涙…。
前が向けない…。


