倉庫の王様

やっぱり和服は気が引き締まる…。



まぁ多少な?



「先生…超カッコイイかも…」

「すっげぇ恥ずかしいから見んなよ…」

「コレが真央さんっ!?なんか若いんだけど!!」

「アユミもトーヤもいるぞ」



懐かしいアルバムにはまだ若い真央。



アイツの高3はドレッドだったのか…。



トーヤは相変わらず緩い笑顔。



この頃すげぇモテてたアユミはキレイ系のギャル。



「先生の元カノどれ?」

「見ても後悔しねぇの?1年付き合ったヤツなら3組だった気がしたけど」

「千雪って人でしょ。実はさっき確認済み。で、ショック受けました…」



顔はよかった元カノ。



お互いウソつきまくりの関係だったから付き合うのが楽だっただけで…。



腰に入ってる名前もノリで入れちゃった感じだし…。



「先生は面食いなのにどうしてあたしと付き合ってるの?」

「えっ、お前カワイイじゃん。父にどこか似てるけど」

「よく言われる!!ってことはパパ似なのかな?でも父いわく、あたしはママに似てるんだって!!」



だったらママは美人だったんだな。