倉庫の王様

そんな遊び人の先生から来たメールにショックを受けた。



『もうチューとかしない…。手ぇ出さないって決めたからもう卒業まで我慢するんで。だからお前も誘ってくんな』



なんで?



やっと決心したのに?



なんでこんなに行き違うのかな~…。



先生はそんなに我慢できるもんなの?



なんだか愛情が少なくなった気がしてすごく悲しかった…。



超寂しい…。



それからも先生とは会えないまま、年越しは家族3人で静かに過ごした。



元旦は先生の家に挨拶に行くことになってって…。



迎えに来た先生の車に乗ったのはいいけどなんだかぎくしゃくする…。



あたしはもっと先生に触りたい…。



「ここで着付けしてくれるから。終わったころに迎えにくる」

「先生は!?」

「俺は自分で着れるし」

「だったら先生がしてくれたらよかったじゃん…」

「メールの意味わかってねぇのかよ…。じゃあな」



なんだか先生が冷たい気がするよ…。



あたしがあんなに拒否ばっかりしてたから罰が当たったんでしょうか…。



先生に卸された呉服屋に入って名前を行ったらすぐに着物に着替えさせてくれた。



髪とかそのままなんだけど…。