倉庫の王様

それから一緒に食べた夜メシはやっぱりうまかった。



サチの作った甘いプリンもがっつり食ったし。



サチが食器を洗ってるから俺は一服中。



窓の外を見ながらこれからを考えてる。



俺はどうやって寝たらいいのか…。



サチだけ先に寝かせて風呂にでも入ってくっかな…。



「せ、先生?」

「なにぃ?」

「あたし…お風呂入ってきていいかな…」

「また入んの?」

「テレビでもゆっくり見てて!!」

「おぅ…?」



それは俺に入ってくるなという意味?



もう覗かねぇって…。



あんな泣き顔見せられたら怖くて手なんか出せっかよ…。



このまま卒業まで待つってのもいいかな…何て…本当は思ってねぇけど…。



でもそれが普通の付き合いなんだよな?



ってかまず俺とサチが付き合ってること自体許されねぇのに…。



俺って超欲張り…。



だけどこの気持ちだけは本物…。



大切にしてやろう…。