夕方になる前に別れた河原君は笑顔だった。



あたしは今から先生に会いに行きます。



「はいっ!!」

「出るの早っ!!今駅だよ~」

「迎えに行く!!なにもされてねぇ!?」

「大丈夫、河原君、いい人だもん」

「うっせ。行くから待ってろ!!」



ヤキモチ妬いてる先生って好き。



怒ってるような気もするんだけどカワイイ…。



迎えが来るまで、近くでコーヒーを買って河原君と待ち合わせた場所に戻った。



心がスッキリしてる…。



これで悩みもなくなった。



だけど今からはドキドキの時間…。



「どこいる?」

「駅の外の時計のとこ」

「反対側、ファミレスの前にいるから乗れ」

「わかった!!」



なんだかすごく先生が恋しい。



1秒でも早く会いたい!!



見つけた車に飛び乗った。



なにも言わずにすぐ車を出した先生は警戒中。



さすがに駅はヤバかったかな…。



「先生の家まで行ったのに…」

「デート、やり直すって言っただろ。それに今家に連れてったら確実に俺のもんにしちゃう」



キャァァァァ~…。



恥ずかしい…。