ママとは思えないけどいいお姉さんが出来たと思いたい。



父はアユミさんを大事にしてる感じがものすごくするし。



お似合いなふたりだよ。



「じゃあ行ってきます」

「夜はどうする?」

「たぶん食べて来る!!父とふたりでごゆっくり!!」

「サッチャン大好きぃ~!!」



今まで泊まりもしたことなかったし、会社以外ではあたしに用事がある時しか会えなかったんだって。



だから今がすごく楽しそう。



さて、あたしもちゃんとケジメつけますか!!



待ち合わせ場所の駅に行くと先に河原君が来てた。



背が小さいんだけどやっぱりカッコイイ。



カワイイ顔だから女らしいのかと思えば男らしいとこもちゃんとある。



「龍チャン!!よかった…。来てくれた…」

「や、約束だから…」

「なんか制服じゃないと…新鮮っていうか…カワイイね…」



照れないでよ~…。



あたしまで恥ずかしくなってきた…。



「じゃ、じゃあ行こうか」

「そ…だね…」



終わったらケジメ…。