あのメールを送ったのを後悔…。



絶対熱あるだろ…。



「ひとりで保健室行けっか?」

「うん…」

「ダメだな…。佐田、着いてってやれ」



いちばん仲良くて俺とサチの関係を知ってる佐田に頼むことにした。



コイツひとりで帰れそうにねぇぞ…。



あとで父に電話してみっか…。



出席をとりおわってから連絡事項を伝え、すぐに教室を出た。



階段で会った佐田。



「龍ヶ崎どんな?」

「9度もあったよ、あのコ。相当会いたかったんだね~、罪な男」

「はははっ…」

「行ってみてよ。たぶん風邪だと思うけど~」

「助かった」

「土曜日はサチ独占してくれてありがとね~。おかげであたしはロンリーでしたけど」



うっせぇよ…。



ってか佐田とサチについて話すのって初めてかも…。



なにげに恥ずかしい…。



だけど佐田って大人な感じ。



深く突っ込んできたりしない感じが有り難い。



じゃ、俺はサチんとこに行きます。