ものすごくキレイな人。



髪が長くて大人の女って感じ…。



背も高いし父にお似合いかも…。



「どうした~?」

「コレ昔の友達!!」

「先生が!?」

「高校の時しょっちゅう遊んでたんだよね!?」



元カノじゃなくてよかったんだけど…。



なんだか疎外感…。



「あの…」

「あっ!!ごめんなさい!!初めまして、アユミって言います」

「サチです…」

「やっと会えたね!!サッチャン!!ちっちゃくてカワイイ~!!」



なんだか…悪い人ではなさそうなんだけど…。



この人が父の彼女か…。



なんだろ…モヤモヤする…。



「先生もご飯食べてってよ…」

「だから俺はっ…わかった。お邪魔しまぁ~す!!」



こんな気持ちになるハズじゃなかったのに…。



なんだかヤキモチみたいでイヤだ…。



「サチ、そんな顔すんな」

「先生…」

「アユミはいいヤツだから大丈夫」

「だけど…なんかね?」

「『父とられた』みたいな?」



きっとソレだ…。