倉庫の王様

車に乗りやって来た真央の家。



美容室の2階が真央の家。



カギが開いてる時は勝手に入る俺。



今日も開いてたから勝手に侵入。



「真央~。ってか毛玉~」



返事がない…。



まさか店?



階段を降りて店を覗くと真央が客の髪を切ってた。



「あっ、遊和さん!!」

「うちのチビ知らない?」

「毛玉チャンですか!?ずっと店長から離れないんですよ~」



ムカつく真央…。



俺の毛玉なのにぃ…。



髪を切ってる真央に纏わり付いてる毛玉発見…。



客の髪の毛まみれになってんじゃん!!



「コラ!!足元いたらマジで踏むぞ!!」

「ニャ」

「ひとりで待ってろよなぁ~…。ホントカワイイなお前~」



デレデレしてんなバカ真央。



俺のなのに!!



「飼い主が迎えにきたぞ毛玉~!!」

「おぉ遊和。どうにかしてくれ」

「どうやったらそんなに懐くんだよ…」

「昨日一緒に風呂にも入った」



なにっ!?