「ん??」


「今日………
向井さん家に
泊まってもいいですか??」


恥ずかしっ……

でも1人は
淋しかったんだもん。



「え…??」

向井さんは
けっこう驚いている。


「怜奈…
本気で言ってる??」

向井さんはあたしの顔を
覗き込んできた。


「今日もお母さん
夜勤なんですよね…

1人は淋しいから
もし良かったら
向井さん家
泊まりたいなぁ…って。」


これ…ダメって
言われたら
ショックだよなぁ。


「んー。」

と向井さんは
少し考えたあと


「いいよ。

……でもどーなっても
知らないから。」

とまた意地悪く言った。