「月花、無事か?」

「陽菜子さん! 大丈夫?」

…青城松本先輩と火祇朱李ちゃんだった。

しかも2人の後ろには、男女共々大勢の生徒が…。

「青城先輩に、朱李ちゃん…。…青竜に朱雀ってまさか」

わたしは白雨の顔を見た。

白雨は緊張した面持ちで、頷いた。

「青城松本センパイが青竜で、火祇朱李ちゃんが朱雀だ。でもどうして2人が月花ちゃんのことを…」

「…2人とはちょっとした知り合いで…」

まさか四獣神のうち、3人と知り合っていたとは…。

…これも縁なのかな?