LOVEファイト!

「もしかして、延長戦に入る?」

「…かもしれません」

その言葉に、目の前が一瞬真っ暗になった。

「…ねぇ、どんなことでもめているのか、内容だけでも教えてくれないかしら?」

「でっですが…」

「だってこれ以上は耐えられない! …正義くんとのルールを破る事だって分かってる。でもっ!」

「そうそう。ルールは破る為にあるんだぜ?」

―背後からの声に、わたしは驚いて振り返った。

美夜の制服を着た男達が7・8人いた。

ウカツだった!

電話で気を取られてた!

「…どちら様ですか?」