「ふぅん。あっ、ねぇ、交換しない? わたし、ピーチも食べてみたいな」

「ふぇっ? あっ、うん」

彼女は恐る恐る半分を差し出してきた。

そして交換して、食べる。

「うん♪ ピーチも美味しいわね」

「りっリンゴも美味しいね」

二人でニコニコしながら、間食。

「あっ、お金払うね」

慌ててお財布を取り出す彼女。

「良いわよ。今日はわたしのオゴリ」

「でも…」

「代わりに今度ここで会ったら、クレープ奢ってね」

「えっ…それって…」