「それとウーロン茶2つ」

「かしこまりました。少々お待ちください」

しばらくして注文の品が来たので、わたしは手を離した。

「はい」

わたしはピーチクリームロールとウーロン茶の紙コップを彼女に差し出した。

「あっありがと」

わたしは財布を取り出し、会計を済ませて、自分の分を持った。

「あっ、お会計」

「後で良いわよ。それよりアッチに行って、食べましょ」

先に歩き出すと、彼女もついて来る。

うう~ん。やっぱり大人しいな。