「それでも良いなら、付き合ってくださるんですよね?」

「まあ…良いケド」

「いっ…」

あっ、ヤバイ!

わたしはとっさに耳を塞いで彼から離れた。

「ヤッター!」

ビリビリッと鼓膜が震えた。

「うっ…」

…予想通りの展開。

彼…正義は満面の笑顔で、素直に喜んでいた。

その様子を見て、まいっかなんて思ってしまった。



…お互いにとんでもない秘密を抱えていることを知らずに。