「すみません。月花陽菜子さん、いらっしゃるんでしょう? 出て来てもらえませんか? お話があります」
!?
わたしの名前を知っている?
…どうする?
お父さんに連絡すべきか…。
いや、でも逆に騒ぎを大きくするだけかも…。
「ボクの名前は翠麻(すいま)藤矢(とうや)と申します。私立美夜(みや)学院・高等部2年です」
やっぱり!
私立美夜学院・高等部の生徒だったか…。
翠麻藤矢は隣にいる学生に目配せをした。
「…同じく私立美夜学院・高等部3年。芙蓉(ふよう)楓(かえで)」
二人は名乗った。
「―自己紹介は以上です。あなたに折り入ってお話したいことがあります。出てきてはくれませんか?」
!?
わたしの名前を知っている?
…どうする?
お父さんに連絡すべきか…。
いや、でも逆に騒ぎを大きくするだけかも…。
「ボクの名前は翠麻(すいま)藤矢(とうや)と申します。私立美夜(みや)学院・高等部2年です」
やっぱり!
私立美夜学院・高等部の生徒だったか…。
翠麻藤矢は隣にいる学生に目配せをした。
「…同じく私立美夜学院・高等部3年。芙蓉(ふよう)楓(かえで)」
二人は名乗った。
「―自己紹介は以上です。あなたに折り入ってお話したいことがあります。出てきてはくれませんか?」

