なのでわたしは笑顔で答えた。

「もちろん! ここの制服よ」

「えっ…」

「ええっ!」

2人がのけ反るのを見ながら、紙袋から大きな箱を取り出し、開けた。

高等部の女子制服が入っている。

「来週からでもここに通えるように、ね」

「こっちに転校してくんのか?」

「ええ。わたしが黄龍だってことは、もうバレちゃったしね。ならいっそのこと、ここで転校してきたほうが、時期的にもいいかと」

「なるほどな。確かにココに来た方が、安全だな」

青城先輩は苦笑しながら言った。

「そうなのよ。だから来週からはよろしくね」

三人に微笑みかけると、朱李ちゃんと正義くんの顔が見る見る明るくなった。