LOVEファイト!

今年の春、はじめて顔を合わせた時から、イヤなカンジがしていた。

…こんなのの弟子をしていた白雨を、少し同情する。

「…分かったわよ。白雨は秋観さん、あなたがもう一度教育し直すってことで、今回の件は目をつぶるわ。でも同じことを繰り返すようなら…」

「その時の処分も、オレがやるさ」

「はぁ…」

わたしは深く息を吐いて、渋々頷いた。

「なら、そう言う事で。現役四獣神達も良いわね?」

「月花が言うなら、オレは良いぜ」

「陽菜子さんがそう言うなら…」

青城先輩と朱李ちゃんは了解してくれた。

白雨は…選択権は無いだろう。

最後に正義くんを見ると、彼は複雑そうな顔をしていた。