「大丈夫! あたし、そういうこと、信じる人だから!」 マネージャーは、気のせいか・・・・・・ いや、気のせいじゃないな くねっと、上半身を動かした。 「わたしの前ではいつもこうなの・・・・・・」 美奈子が、補足するように言った。 「自己紹介、まだだったわね! 大森さんって呼んで。 下の名前は教えないわよ〜」 調子にのるように、べらべらとしゃべる。 細っこいひょろっとした長身の男が・・・・・・ 「気持ちわりぃ・・・・・・」 思わず、本音が出てしまった。 _