†声優アイドルの男子高校生†【2】


「悪いクセだよな〜」




俺は、独り言のように隣でつぶやいた。




「美奈子ちゃん?!」





バンと扉が開き、
二人の空気をやぶる声。





後ろを振り返ると、やせた男が立っていた。




ひょろっとした感じで、どこか頼りなさそうな感じがただよっている。




赤の他人に近い男。



三十代くらいか、
まだ若い男が、美奈子をちゃんづけね〜・・・・・・




気にくわないな。




美奈子のマネージャーだろ?







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