「状況もわかんねぇし じっとしときたいんだけど・・・・・・」 俺のぼやくような言葉 美奈子の耳には 入っていない。 唇をぎゅっと 閉じたまま 怖いくらい 俺を、見つめてくる 美奈子の思いを持った 自分自身に睨まれている いい気がしない。 まさに、悪い夢の中にいるみたいだ・・・・・・ _