そして秘密の〜番外編〜

「俺はおまえが今まで辛い思いを抱えてきた分、これからは笑ってずっといられるようにしてあげたかったのに……」



思わずそこで言葉に詰まる。

今、俺との関係が……また、美雪の心を淋しくさせてないか?



「やっぱり、辛い思いをさせてるんじゃないかと……」

「そんな事、ないよ」



なんとか振り絞って言った言葉を、美雪はキッパリと否定した。



そんなおまえだから……。

「だから、本当はおまえが16才になったら、結婚したいと思っていた」



背中越しに、美雪がピクッと動いたのが分かった。



「法律上認められてれば、胸張って一緒に居られるだろ? おまえだって、安心出来るだろ? ……でも……」



俺は僚二の事を思い出していた。