そして秘密の〜番外編〜

風呂場の方に美雪が居るのを音で確認して、脱衣所のドアを開けた。



「美雪。着替え、おまえが着られそうなのジャージしかないけど、ここに置いとくからな」

「う、うん。ありがとう」



美雪の返事を聞いて、俺はドアを閉めた。

それから数歩歩いて、その場に座り込んだ。

体育座りをして、自分の膝に頭を付ける。



ホント、俺って情けねーよなぁ。

美雪に笑っていて欲しいのに、俺の迷いが……美雪を泣かした。

美雪より、俺の方がてんでガキじゃねーかよ。

多分、俺自身がイヤなんだ。



俺と美雪が付き合っていて、何が悪い?

なんで、隠さなくちゃいけない?

今年の夏、あの海で出会い、お互い惹かれただけ……何処にでもある話だろう?