そして秘密の〜番外編〜

「美雪、体が冷え切っているから、まずは風呂入って温まって? それから、話をしよう?」



俺はまだ美雪の感情が高ぶっていると思い、諭すように優しくそう言って風呂場に連れて行こうとした。

その間、美雪はされるがままに、大人しかった。



「バスタオルと普通のタオルはここにあるし、ドライヤーはそこだから。ゆっくり温まれよ?」

手早く何処に何があるか説明して、俺は脱衣所のドアを閉めた。



「はぁ……」

美雪の姿が見えなくなると、思わずため息が出た。



俺……何やってんだろう……。

『美雪の為』とか言って、本当にそうなのか?



俺は考え込みそうになったけど、美雪の着替えを準備しないとダメな事に気が付いた。

美雪が着られそうなの……って言ったら、ジャージしかねーなぁ。

探してみたけど、結局ジャージしかなくて、脱衣所へ持って行った。