そして秘密の〜番外編〜

鍵を開け、持ってた傘は取りあえず通路に放置したまま、美雪を玄関へ入れた。

買い物した荷物を床に放り投げ、俺は風呂場にタオルを取りに行き、ついでに風呂にお湯を張る準備をした。

すぐに戻ったけど、その時には美雪がドアを開けて、俺が放置していた傘を閉じていた。



外が寒いから先に中へ入れたのに……んな事、気にすんなよっ!



バサッ

俺は何も言わずに、美雪の頭にタオルを被せた。



「うわっ」

美雪が驚いた声を上げる。



「『うわっ』じゃねぇーよっ! 一体、どん位、外に居たんだ?! 体、冷え切ってんじゃねぇーかよっ!」

取りあえず、濡れている体をなんとかしようと、髪をゴシゴシと拭いた。