そして秘密の〜番外編〜

あっ!

駐車場のすぐ横の屋根のあるスペースに、ずぶ濡れになっている美雪が居た。



何やってんだよ!



「美雪っ?! バカっ、おまえ、なんでそんな格好でここに居るんだよっ! 鍵あんだろ? 中で待ってろよっ!」



屋根のある所に居て、なんでこんなに濡れてんだよ?

それより、いつから居たんだ?!



車のキーをポケットに入れ、空いた片手で美雪の髪をクシャクシャと掻き乱すと、水しぶきが飛んだ。

かなり濡れてんじゃねーか!



頬に触れてみると、冷たくてまるで氷のようだった。

ったく、何やってんだよ! 風邪ひくだろ?!



俺は美雪の手首を掴み、部屋へ連れて行った。