そして秘密の〜番外編〜

ドキ ドキ ドキ……

うわっ、なんだよ、この鼓動?

『美雪が見ててくれた』ってだけで、なんだか恥ずかしいような嬉しいような、でも感想を訊くのが怖いような……不思議な緊張感。



「どうだった?」

美雪の様子を観察しながら訊いた。



ん?

一瞬、美雪が切なそうな表情で俺を見た。

でも、すぐに『東野』の笑顔で笑った。



「よかったですよ」



ん~……笑顔とは裏腹に、なんだか淋しそうなのは、何故なんだ?

俺が歌っていた間に、何かあったのか?