そして秘密の〜番外編〜

「そうなの?」

「そう。疲れた時に見るとなんだかホッとするから、俺だけの穴場スポットだったんだけどな……2人だけの秘密だぞ」



暗くてよく見えないので、俺は美雪の顔を覗き込んでそう言った。

美雪が嬉しそうに微笑んだ。



そして、もう1つ見せたいもの。

今日が晴天で良かった。



「で、今度は……回り右して、上を見て」



そこに広がるのは、満天の星空。



美雪と出会った頃、砂浜に寝転がってこんな星空を一緒に見たなぁ。

あの時、美雪の涙を見て、すごく愛しく感じて、『この先ずっと美雪を守っていきたい』『泣かせるような事はしない』……そう思ったんだ。