そして秘密の〜番外編〜

一緒に舞台を観た後……僚二も今の美雪みたいに、目はキラキラさせて、意識は感動のあまりにボーっとしていたんだ。



俺がしばらくそんな美雪を見ていると、美雪がピクッと身動きした。



ん?

やっと我に返ったか?



一瞬、俺の方を向いてから、辺りを見回す美雪。



「あっ、ごめん、涼。帰ろう」

俺にそう声を掛けて、美雪は慌てて席を立った。



「そうだな」

俺も、そう言って席を立った。