そして秘密の〜番外編〜

「悪かったな、わざわざ」

「いや、こっちこそバタバタしてて悪いな。涼の彼女の話、今度ゆっくり聞かせてもらうよ」

「ああ。ちゃんと和馬には紹介するつもりだったから、今度会ってやってくれないか?」

「もちろん。楽しみにしてるよ……じゃあ、また」



和馬は笑顔でそう言い、小走りで戻って行った。



さてと。

和馬に直接会って礼も言えたし……俺も会場入りするかな。



なんてったって、美雪との初デートだもんな。

きっと美雪は、既に席に着いて、俺を待っている。

俺はワクワクしている美雪を思い浮かべて、思わず笑顔で入場口に向かった。



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