そして秘密の〜番外編〜

今は、俺が居るだろ?

俺の職業、知ってるだろ?

それで、なんで『お兄ちゃんに教えてもらうから』なんだよ。

俺が内心、そんな事を考えていると。



「分かったよ、涼に教えてもらう」

開き直ったように美雪が言った。



ったく、最初からそう言えよ。

俺はそう思って笑ったけど、逆に機嫌が悪くなった美雪のやる気が出る方法を考えた。



「例の演劇の日なんだけど……門限22時位まで許可もらえそうか?」



高校生の門限にしては遅いかもしれない。

もちろん、家まで送るけど……家庭の事情もあるだろうから、一応確認してみた。