そして秘密の〜番外編〜

一瞬、動揺したけど、ちょっと目を泳がせて考えてから美雪が言った。



「あのっ、大丈夫。家に帰ったら、お兄ちゃんに教えてもらうから」



何?!

俺が教えるって言ってるのに、『お兄ちゃんに教えてもらうから』だと?!



美雪が『しまった!』と言う顔をした。



「ほー、英語の教員資格を持つ俺が教えるって言ってるのに……美雪は、真佐志に教えてもらう方がいいんだ……へぇ~……」



なんか、悔しい。

3年生は受け持っていないけど、真佐志が成績優秀なのは知っている。

きっと今までも、勉強の分からない所は真佐志が教えていたんだろう。

だから、とっさにそう言ったのは分かる。



でも。