美雪は無言で手の中の鍵を、ジーっと見つめていた。
今の俺達が安心して話せる場所って、ここだけだろ?
学校では2人だけで話せたとしても、ほんの数分位の事だし……。
「携帯電話……持とうかなぁ……」
視線は相変わらず鍵を見たまま、美雪がボソッと呟いた。
今の時代、高校生になれば大半の人が携帯電話を持っていた。
でも、美雪は少数派の持っていない方に含まれていた。
前に聞いた話だと、中学時代は親が反対していて、高校に入ってからは『自分の小遣いから払えるならいい』と言われているとの事だった。
『部活が忙しくて、持ってても使わないような気がして持っていない』と言っていた美雪。
急に『持とうかな』なんて思い始めたのは……やっぱり、俺が原因だよな?
今の俺達が安心して話せる場所って、ここだけだろ?
学校では2人だけで話せたとしても、ほんの数分位の事だし……。
「携帯電話……持とうかなぁ……」
視線は相変わらず鍵を見たまま、美雪がボソッと呟いた。
今の時代、高校生になれば大半の人が携帯電話を持っていた。
でも、美雪は少数派の持っていない方に含まれていた。
前に聞いた話だと、中学時代は親が反対していて、高校に入ってからは『自分の小遣いから払えるならいい』と言われているとの事だった。
『部活が忙しくて、持ってても使わないような気がして持っていない』と言っていた美雪。
急に『持とうかな』なんて思い始めたのは……やっぱり、俺が原因だよな?

