そして秘密の〜番外編〜

「これ……」

「ここの合鍵」

「でも……」



美雪の戸惑いも分かる。

真面目な美雪の事だから合鍵があっても、俺が留守の時に勝手に開けて入るのには、抵抗があるだろう。

その反面、1度慣れると淋しがり屋でついつい足を運んでしまいそうで、怖いんだろう。



でも、確信していた。

美雪は俺が困るような使い方はしない、って。



「『お守り』だと思ってればいいよ」

俺がそう言うと、美雪が不思議そうに俺を見た。



「これから試験や部活でいろいろ忙しくなるだろ? おまえ、携帯電話持ってないから、俺から連絡出来ないし……だから、美雪の時間が空いて、来たくなった時にいつでも来れるように」