そして秘密の〜番外編〜

「涼?」

「おまえが辛いならさ……真佐志達に話してもいいんだぞ?」



俺はそう言ったけど……もしかしたら、美雪に我慢させていると思うと、俺自身が辛いのかもしれない。

美雪の答えは分かっている。

話さないだろ?

そして、淋しくても……我慢するんだろう?



美雪が俺の腕の中で、顔だけ動かして俺を見上げた。

視線が合うと、美雪は思った通り、首を左右に振った。



「大丈夫」

ちょっと淋しそうではあるけど、強い意志を感じさせる表情の美雪。



分かっている。

美雪も俺との未来を考えているんだよな?

だから、今は我慢しているんだよな?