そして秘密の〜番外編〜

俺では考えられなかった大胆不敵な発想と、親友とその彼女を大切に思ってくれる俊夫には、ホント、感謝するよ。



「会場の席で直接合流。“偶然”チケットが隣の席だった……って事で、よろしく」

「えっ?」



美雪はそう声を上げてから、ちょっとずつ俺の言いたい事を理解してきたようだった。



「でも……そんな“偶然”って、現実的には……有りえないよね?」

美雪が今言ったセリフ……俺も俊夫に言ったんだ。



「いやいや、俺とおまえの奇跡的な出会いに比べれば、そんな偶然位は『有り』だろ?」



『おまえと美雪ちゃんの奇跡的な出会いに比べれば、そんな偶然位は「有り」だろ?』

俊夫の返答を思い出して、俺は言った。