そして秘密の〜番外編〜

「美雪」

「あっ、お皿、洗わなきゃ」



俺が呼ぶと、『何?』とは訊かずに、美雪は話しをそらした。



やっぱり……。

帰りたくないんだろ?

俺だって、本当は帰したくないんだよ。



「いいよ、後で俺がするから」

俺がそう言うと、美雪はちょっとキョロキョロとした。



「あっ、じゃぁ、コーヒーおかわり入れるね」

今度はそう言って席を立とうとする。



気持ちは分かるが、今日はダメだ。