そして秘密の〜番外編〜



……いや、そうなったら、俺がしっかりしなくちゃダメだよな……。



一時的な感情に流されて、あいつのご両親に顔向けできなくなるのは嫌だ。

俺と付き合っていたから成績が下がったとか、生活が乱れたとか、帰りが遅くなったとか……後で指摘されるような事になっては困る。



いつか挨拶に行く時は、多分……『交際の報告』ではなくて、『結婚の申込』になるだろう。

そうでなくても『在学中に生徒に手を出した非常識な教師』と、きっと最初から心象悪い筈なのに、それ以上反対される理由を作りたくない。



あんまり反対されると、美雪も傷付くだろうし……。



いや、美雪も俺と付き合い始めた時点で、覚悟はしているんだろう。



でも。

だからこそ……出来るだけ、負の要因は作りたくない。