そして秘密の〜番外編〜

「じゃあ、お言葉に甘えるかな」

俺が居ても役に立ちそうに無いし、そう言われたら体が少しだるい気がしてきた。

風呂場へ行き、湯を溜める。



「はぁ」

思わず洗面所でため息をついた。



こんなにトントン拍子に進んで、いいんだろうか?

数時間前まで、ただの俺の願望だったような出来事が、今、現実に起こっている。



やばい。

マズイ。



もしかすると、俺よりも美雪の方が淋しがり屋で、ずっと俺と一緒に居たいと思っているかもしれない。



もし、あいつが『帰りたくない』なんてあのウルウルした瞳で言ってきたら……俺、大丈夫だろうか?