そして秘密の〜番外編〜

「なんか手伝おうか?」

俺は開き直って、話しを切り替えた。



「いいよ、大丈夫。涼はゆっくりしてて」

美雪は機嫌が直ったらしく笑顔でそう言うと、買って来た食材を袋から出し始まった。



俺は邪魔にならないように、1歩下がってその様子を見ていると、美雪は何かを思い出したように言った。



「あっ、涼。今日の部活終わった後、1年の男子と『1on1』してたじゃない。1人で5人も相手して、さすがに疲れたんじゃない? こっちは1時間位かかるから、お風呂とか入っててもいいよ?」



驚いた。

けど、嬉しかった。



確かに、今日は部活が終わってから、男子と『1on1』の勝負をした。

でも、俺自身、『俺も』『次は俺』と言う感じで次々名乗り出られたから、何人相手にしてたか覚えてなかった。



美雪がちゃんと俺の事を見ていた、と言うのが分かったのと、やっぱり美雪らしい気遣いある言葉に……癒される。