そして秘密の〜番外編〜

すると。



今度はさっき緩んだ筈の美雪の腕に、ギュッと再び力が加わった。

それはまるで『離れたくない』……そう言っているようだった。



美雪の手が、俺の服をギュッと握った。

それはまるで『離さないで』……そう言っているようで……。



それでも俺がちょっとだけ体を離して美雪を見ると、美雪は涙を流していた。



バカ、泣くなよ。

俺は思わずクスッと笑い、美雪の涙を拭った。



学校では、結構しっかり者のイメージで通っている美雪が、俺の前では駄々っ子のように甘えてくれるのが、とても可愛らしく思えた。

本当はもう1度キスしたかったけど、また止められなくなると今度こそマズイので、我慢しておでことおでこを重ね合わせる。