そして秘密の〜番外編〜

俺は苦笑いをして美雪の手を放し、財布を受け取り言った。



「仕方ないな。それまで、我慢するか」



その言葉に美雪が固まったのが分かったけど、俺は知らん顔してエンジンをかけた。



おまえがちょっとでも考えてくれるように、俺なりの暗示の言葉。

おまえの誕生日に、ハッキリ俺の気持ちを伝えるよ。

数ヶ月の猶予の後、おまえがどんな答えを出すのか楽しみだ。



「ちゃんとシートベルトしろよ」

「あっ、うん」



まだ固まっている美雪に声を掛けると、やっと美雪は反応してシートベルトをしたので、車を発進させた。