そして秘密の〜番外編〜

あれっ?

そう言えば、結構時間が掛かってるよな?



俺はタバコを消して車の灰皿を閉じ、全開にしていた窓を閉めると、時計を見てそう気が付いた。



もしかして、カレーをリクエストしたけど、気遣いする美雪の事だから、『他にも何か作ってあげよう』……とか思って、たくさん買い込んでるんじゃねぇーのか?

俺がそう思っていると、美雪がスーパーから出て来た。



あっ、やっぱり。

美雪は両手に1袋ずつ、マイバックを持っていた。



「お待たせしました」

後部座席のドアを開け、荷物を置きながら美雪は言った。



まったく。

「やっぱり、買い込んできたな」

予想通りで、思わずクスッと笑ってしまった。