そして秘密の〜番外編〜

焦っちゃダメだ。



俺は気持ちを落ち着かせる為、ポケットからタバコを取り出し、1本火を点けた。



あっ、美雪にタバコの臭いが付いたらマズイ。



慌てて全ての窓を全開にした。

顔を窓から出してタバコを吸う。

紫煙がユラユラと夜風に舞う。



不思議だ。

なんで俺、美雪の事になると余裕が無いのかなぁ。



美雪がこの4年間、僚二の事で辛い気持ちを抱えていたのを知っている。

だから、その分、今はたくさん幸せを感じて欲しい。



なのに……。



俺が教師になったから、堂々と付き合えなくなってしまった。