そして秘密の〜番外編〜

美雪は沖野先生の方を見て、何か小さく呟いた。

多分、何か話をされているんだろう。



えっ?

ドクン



大きく鼓動が跳ね上がる。

沖野先生が美雪の背中に手を回し、軽く振れたように見えた。



もう、我慢出来ない。



俺は席を立ち、急いで階段を駆け下り、1階のフロアへ出た。